2月25日のレッスンは、先週に引き続き、H様のレッスンでした。
2次元の作図をまずは目標としています。
先週は基礎的な事を解説しましたので、今回は、実践的なことを解説する予定にしておりましたが、
先週お渡ししていた練習課題も出張続きで全くできなかったとの事。
冒頭に先週の復習もかねて、図形作成の練習課題をやっていただきました。
解説を聞いているだけですと、自分が「できた気になっている」ものです。
実際一人で課題を作図してみると、解説で聞いたそれぞれの編集機能と実際の作業が上手くリンクしていないことに気がつきます。
その機能がどういう目的で使用できるのか、ご自分の中に落としきれておらず、作業に応用できない、という事です。
これは、実務の時にも充分起り得ることです。
スクールで解説を聞き、課題をこなしてできた気になってしまう。
実際、業務となったら、全く手が動かないという落とし穴です。
このギャップを埋めるには、実務をされている方でしたら、市販の書籍などであてがわれた練習課題をやるよりも、お仕事で使用されている図面を書きながら該当する編集機能を当てはめて習得するのが一番の近道でしょう。
目的と用途がはっきりされていると覚えやすいからです。
復習の後に、予めこちらで用意したテンプレートファイルを開き、「壁ツール」「柱」データなどを使用したハイブリッド図面の作成を、図面枠から作成しました。
シンボルで建具のデータを作成してある課題ですので、壁ツールで書いた壁に建具の挿入ができるようになっているものです。
なぜ「壁ツールで壁を書き、柱データを作成するのか?」の解説をし、通り芯を作成して「壁ツール」で壁を書き、柱データの作成、シンボルデータの建具の挿入、ダブルラインツールで仕上げ線の描画まで行いました。
途中、話が脱線しまして、H様が店舗関係のお仕事をされていることから、イラストレーターで作成されている店舗ロゴのデータをVectorworksに取り込んでから、立体データ(柱状体)にする解説も行いました。
これについては、過去に私が動画を作成してYouTubeにUPしています。
Vectorworks【Illustratorのロゴデータを取り込んで立体ロゴにする】
今回、3時間で行ったレッスン内容は下記です。
【3時間のレッスン内容】
・図形の練習問題
・各ツールと編集機能の復習
・寸法線のカスタマイズと書き方
・イラストレーターのデータをVectorworksに取り込んで立体データにする
・ハイブリッド図形を使った図面作成(図面枠、壁、柱、シンボルの建具の配置)
次回は、シンボルデータの解説(仕組み、作り方、活用法)などを解説し、余力があったら、DXFデータの取り込みの解説をして、2次元の解説は一旦終了となります。
合計3回のレッスンで終了予定です。